小川フミオ
2013年2月
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小川 フミオ/OGAWA Fumio
Earshot

「イヤーショット」とは英語で「聞こえる範囲」のこと。取材中に聞いたことで、「これおもしろいね!」という言葉を、自分なりにふくらませてみたのが、このブログ。記事から外れてしまう発言の中にも、現在を的確に批評していたり、未来へと向かうヒントが隠れていたりする。プロフィールは、グルメやクルマを中心に、ライフスタイル全般を手がけるジャーナリスト。



「スウィーツの戦略を展開したい」

新宿の「ハイアットリージェンシー東京」内「カフェ」に出かけた。寒かったなあ! 理由は、ここで3月29日(金)までの平日展開する「リージェンシー・スイーツブッフェ」のジャーナリスト向けお披露目である。

この日男は僕だけだったので、みなといっしょにスウィーツをたくさん食べるのは気がひけたが、「男性にもけっこう人気です」と広報が言うし、考えてみればケーキもチョコレートも作り手には圧倒的に男性が多いから、まあ、いいか。と、気をとりなおした。



このブッフェは15時から17時(LO)のあいだひとり3000円で提供されるもので、お得感が強い。とくに、ここでしか食べられないレストランデセール「苺のキャラメリゼ、軽いメレンゲとクレームエペス添え」と、マリアージュフレールの紅茶を頼めば、ホテルならそれだけで3000円いきそうだ。となると、あとはなに食べてもすべて得した気分になるではないか(笑)

収穫はもうひとつあった。2012年夏から「カフェ」のペストリーおよびベイカリーを統括している佐藤浩一料理長と話しが出来たことだ。「マキシム・ド・パリ」や「パティスリー・サダハル・アオキ」(2000年のパリ1号店)オープンスタッフなどの経歴を持ち、菓子には一家言あるひとだ。



「これから佐藤料理長のスウィーツを、ブティックとレストランを連動させながら、戦略的に展開していきたい」(ホテル広報)という思いが、この破格のブッフェの背景にもあるのではないかな。実際に、「苺のキャラメリゼ……」はすばらしかったし、プチシューやエクレアなどは皮とクリームともにすばらしい出来だった。いっぽうチョコレートは、温度管理の難しさゆえ、溶けにくく作ってあるのが残念といえば残念だ。でもこのように、ホテルのブッフェといっても、裏側には作り手のさまざまな思いがあるので、僕としては飽きないのである。


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