小川フミオ
2013年3月
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小川 フミオ/OGAWA Fumio
Earshot

「イヤーショット」とは英語で「聞こえる範囲」のこと。取材中に聞いたことで、「これおもしろいね!」という言葉を、自分なりにふくらませてみたのが、このブログ。記事から外れてしまう発言の中にも、現在を的確に批評していたり、未来へと向かうヒントが隠れていたりする。プロフィールは、グルメやクルマを中心に、ライフスタイル全般を手がけるジャーナリスト。



「カクテルは洋服とちがう」

カクテルは日本人である
僕たちにはさほど馴染みのある「習慣」ではない。

しかし「意外といいなあ」と思わされたのが
いまパークハイアット東京のニューヨークバーで
ニューヨークで大人気のバーマンが作ってくれた
カクテルを飲んだときだ。


そのバーは「PDT」といい
ジム・ミーハン(上の画像の左端)なる伝説的なミクソロジストが
オリジナリティ高いカクテルを作ってくれる。

今週土曜日(23日)までニューヨークバーでやっている
「ザ・タオ・オブ・カクテルズ」なる名称で
開かれているこのスペシャルな機会では
東京のために開発してくれた
オリジナルカクテルもいろいろ飲める。

おもしろいのは
ミーハン氏
理屈がたつことで
カクテルの開発背景もいろいろ言葉で説明してくれる。


「これは米米クラブというカクテルで
加茂泉という日本酒で麦茶を出して
ミドリリキュールとヨーグルトソーダのスコールを
合わせたもの。
ここに来る前にソフィア・コッポラの
”ロスト・イン・トランスレーション”をまた観て
東京のイメージをふくらませて作りました」


PDTのバーマンのひとり
ジョン・デベリ氏はそう説明してくれた。
飲みやすい。
こういう飲み物を作るのは
本当に楽しいだろうと
バーマンという仕事をうらやましく思う。

「カクテルはレシピが決まっているが
しかしその時その状況
そして飲むひとによって
微妙に調整する。
それが洋服と違うところです。
ワンサイズ・フィッツ・オール
(一着でなんにでもい)ということはないのです」

ジム・ミーハン氏の語るカクテルの哲学だ。
このイベントでは
本来ニューヨークにいかないと会えない
このひとたちがみずから作るカクテルが
1杯1800円からで楽しめる。
僕はけっこうカクテルにはまりそうなかんじだ。


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